夢をみた。珍しく色がついていた。
それは、ヨルダンの5月だった。
夢の詳細もおもしろかったのだけど、
大概は自分にだけ面白いのが夢の話なので、
もちろん詳しくはしない。
ただ、風景は5月のヨルダンだった。
ちょうど私が旅行にいったころの気候だ。
中東といっても、砂漠砂漠している場所ではなくて、
首都にはほどよく緑もある。
乾燥してさわやかな風が吹く。
寒くもなくて、激しく暑くもない。
20時間を超えるフライトでくたびれはてて、
ヨルダンのアンマンについて、
翌朝友人の家で目が覚めてキッチンでのんびり
ヨーグルトたべてたときのあの幸せな爽やかさ。
あれは、すごかったなあ。
爽やかにすごいという形容詞もないけど、
すごい爽やかだった。
そういう気候のなかのおかしな夢をみた。
でも実は其の気候は6月の頭の東京の気候にも似ているのだ。
私は2009年に、なんでかはわすれたけど、
一年の気候をつぶさに観察した。
とにかく一番いい気候はいつなのかを知りたかったのだ。
その結果、それは初夏の頃だとわかった。
いわゆる「目に青葉山時鳥初松魚」の頃。
6月だと梅雨を連想するが、それは6月の後半だ。
前半は本当に気持ちがいい日が続く。
この寒空に、東京の6月をおもって、
やりすごす。