2/08/2011

東京の6月。

夢をみた。珍しく色がついていた。
それは、ヨルダンの5月だった。
夢の詳細もおもしろかったのだけど、
大概は自分にだけ面白いのが夢の話なので、
もちろん詳しくはしない。

ただ、風景は5月のヨルダンだった。
ちょうど私が旅行にいったころの気候だ。
中東といっても、砂漠砂漠している場所ではなくて、
首都にはほどよく緑もある。
乾燥してさわやかな風が吹く。
寒くもなくて、激しく暑くもない。

20時間を超えるフライトでくたびれはてて、
ヨルダンのアンマンについて、
翌朝友人の家で目が覚めてキッチンでのんびり
ヨーグルトたべてたときのあの幸せな爽やかさ。
あれは、すごかったなあ。
爽やかにすごいという形容詞もないけど、
すごい爽やかだった。

そういう気候のなかのおかしな夢をみた。

でも実は其の気候は6月の頭の東京の気候にも似ているのだ。
私は2009年に、なんでかはわすれたけど、
一年の気候をつぶさに観察した。
とにかく一番いい気候はいつなのかを知りたかったのだ。
その結果、それは初夏の頃だとわかった。
いわゆる「目に青葉山時鳥初松魚」の頃。

6月だと梅雨を連想するが、それは6月の後半だ。
前半は本当に気持ちがいい日が続く。

この寒空に、東京の6月をおもって、
やりすごす。