1/24/2011

デビューの頃

新年に美容院にいって毛先にパーマをかけて以来、
たのしくて、毛先をアイロンでまいたりなどしている。
おかげで20分ばかり朝の準備に
余計に時間がかかっているのだが。

先日、社長と一緒に会社のキッチンで
しょうがシロップを作っているときに、
彼が、
「モギ、パーマ? それ?
なんか、ミック・ジャガーの
デビュー当時に似てるな。」
と言う。

あまり、ローリング・ストーンズには
造詣が深くないので、
「いいことではない」と考え
となりの席の同僚に、こんなことを言われた。
と、愚痴をこぼしてみたら、
「案外褒め言葉かもよ。
若い頃のミック・ジャガーというのは、
とてもカワイイ雰囲気があって、
魅力的なビジュアルとして認識されていたよ。」
これを聞いて、小躍りしないでか。
うきうきして、家路についたのであった。

が、翌朝、その同僚から、
「心して読んでくれ・・・」というメールがきた。
ひらいてみると社長が書いた文章のなかに、
こういうものがあった、と。

--------------------------
・ぼくは、ミック・ジャガーっていうロックスターを、
かっこいいと思っているし、
ミック・ジャガーの顔も、かっこいいと思っている。
しかし、デビュー当時は、そう思ってなかった。
へんな顔のボーカリストだというふうに見ていた。
だんだん時間が経つにつれて、
日本人にはわからないけれど、
イギリス人とかアメリカ人にとっては、
「ああいういい男」なんだろうと考えるようになった。
おおげさに言えば、じぶんの美意識をですね、
国際標準に合わせちゃったつもりでしたよ。


つい最近、ミック・ジャガーの娘さんの
インタビューを読む機会があって、びっくりしたんです。
「父は、ほら、あのとおりの顔でしょ?」
というようなことを言ってたんです。
そうだったのか、「あのとおりの顔」で、
しかもかっこいい存在‥‥っていうことでよかったんだ。


どうして、おれは、
じぶんのほうを変えちゃったんだ、と、反省。
こういうことって、意外と多いんじゃないかなぁ。
気をつけたいことです。
--------------------------

そ、そ、そうか……。