7/28/2014

夏の海というもの。

とても久しぶりに海の家がでている季節に日本の海にでかけた。
逗子の一色海岸へ。わたくしは飼いならされた人類であるので、
塩水に皮膚が大変弱くて、
海水が長く肌についているとカイカイになるので
海で泳ぐ場合はすぐそばにシャワーとプールがあることと、
水にぬれたままの服は水着でも好みではないので、
ホテルででかいタオルが借りれるのがベストである。
まあ‥‥つまりは‥‥その‥‥
リゾートホテルに泊まって海に行く以外で海に行くということは
それすなわち、ビールをのんでぼんやり昼寝をする、
というようなことをしにいくのである。もちろん、今回も。



大通りから海へむかう路地はどこの国でも似たようなもので、
海辺の大きな家の塀がずっとつづいていて、
カーブをまがって、路地のむこうに海がみえたとたんに、
なんとなくくもっている自分の心に水がしみわたるような気分になる。
どこの国でもいいものだなあ。


で、パラソルの下に陣取ってビール片手に本なんか読みながら、
友人が海を出たり入ったりしているかたわらでビーチの人間模様を楽しむ。
酔っ払って足元がおぼつかなくなっている女子に男子が群がるの図、
ゲイカップルが手をつなぎつつ日焼けをするの図、
ちいさいビニールシートと一つのパラソルの下に
痩せててかわいい女の子たちが、何かをずっと見ている図、
大きな浮き輪から空気をぬくのに、
それを体ではさみっこして、
延々いちゃつく恋人同士の図、
などなかなかに「欲望」という二文字がちらつく模様である。
夏と海と肌の露出は人をやたらと開放的にするものだなあ。



なんか、肩こりも飛んだし(それは海だから?)、
また夏がおわらない前にビールでものみにいこうかなあ。
あ、そうそう、ビールはビーチだと抜群においしいね。