この間バンコクにいった。
理由は、行きたかったからというのは、どうだ。
つまり、きっかけにあんまり理由は無い。
たぶん。
私は自国のある側面が大嫌いなので、
ときおり、そこから離れたくなって、
自然、旅行に行くのではないかと思う。
今のようなご時世のときは、特に。
自国よりも、
ちょっとゆるい場所にいって
(大概の場所はじぶんの国よりは、ゆるい。)
じぶんの、のんきだったり不真面目だったり、
ゆるかったり、お気楽だったり、
というような部分を珠のように磨くのだ。
じぶんをへらへらとしたものに戻すのだ。
そうして、じぶんの国に帰り、
きちがいじみた真面目さや、正論や、
画一的な行動や思考を暗にもとめる
善人面した人物やらをやり過ごす。
ま、それはさておき、バンコクさ。
何をしているのかというと、
とにかく歩いただけだ。
歩いては、お店にはいって、ちまちまと買い物をし、
歩いては、おもろいものをみて写真を撮り、
歩いては、くたびれてお茶を飲む。
まあ、基本的にはそれだけだ。
都会ですることは、どこの都会でもかわらず、
こんなものだ。
バンコクは大都会なので、
移動手段が整っていて便利なのと、
食べるものが抜群においしいのと、
ほどよく、国自体がゆるゆるなのと、
すばらしい気候があるので、たいへん、よい。
帰ってきたばかりだけど、
もう、外に出たい。